Multi Converter

リニューアル公開(V2.06)

 

プログラムの説明
 1.エクセルで作成したTKY2JGD相当機能(バイリニア変換)を持つ変換ソフトです。
 2.エクセル2003で作成しています。
 3.他のバージョンでの動作保証は致しません。
 4.国土地理院のパラメータファイルは使えません。
  (パラメータファイルの改変等については、 平成14年8月20日承認番号国地企調発
   第359号を以て国土地理院の承認を得ています )
 5.
パラメータファィルV2.1.1にしか対応していません。
機能

 1.旧日本測地系から新日本測地系(世界測地系)への座標変換ができます。
 2.複数点の新日本測地系から旧日本測地系への逆変換ができます。
 3.直角平面座標(XY)、経緯度(BL)の相互変換ができます。
 4.変換結果(XYのみ)をSIMA形式ファイルでエクスポートできます。
 5.高速で変換します(インタプリタでありながらベンダーソフトに匹敵) 。

配布方法

 ・当分の間、配布を中止いたします。

起動

 ・ multicon.xlsをクリックしてください。
 ・ miutivon,xlsはマクロを含んでいますので、予めセキュリティレベルを中以下に設定しておく必要があります。

 セキュリティレベルの設定
  メニューバーから「ツール」−「マクロ」−「セキュリティ」と進み、レベルを中以下にしてください。「中」に設定した場合は、起動するたびにマクロを実行するかどうか聞いてきます。

 

操作説明

 黄色文字をクリックしてください。

 「最小化」、「閉じる」ボタンについては、「HelmAfin」の項を参照してください。 

 相当手抜きしています。

計算の流れ

1.座標系の設定。
2.楕円体の設定。
3.変換項目の設定。
4.変換データの入力(手入力、SIMAファイル入力、他のアプリケーションからコピペ)。
5.変換計算。
6.変換後の点番、点名の入力(「SIMAファイル出力」で設定可)。
7.出力(印刷、SIMAファイル出力、他のアプリケーションへのコピペ)。

パラメータファィル
  本プログラムで使用するパラメータファイルは、地理院提供のパラメータファイルを改変しています。

地理院のパラメータファイルのレコードは、
MeshCode  dB(sec)  dL(sec)
46303582  12.79799  -8.13354
となっていますが、本プログラムで使用するパラメータファイルのレコードは、
46 , 30 , 3 , 5 , 8, 2, 12.79799, -8.13354
と、3次メッシュコードを分解した構造になっています。

 メッシュコードを多次元配列にすることにより、検索スピードを上げるためです。
さらに、座標系ごとのファイルにすることにより、無駄なデータの入力を防止しています。

 面倒なので、以後地理院のパラメータが更新されてもサポートの予定はありませんが、
以下の手順で新しくパラメータファイルを作ることができます。

1.分解されたメッシュコードを1つのコードにまとめます(エクセルの機能を使えばよいのでしょうが、エクセル2003では65536個のデータまでしか処理できません。2007ならできるのかな)。
2.アクセス等のデータベースで、メッシュコードのテーブルを作成します。
3.地理院から提供されるパラメータファイル(全国)をデータベースに読み込みます。
4.選択クエリで 、3で作成したテーブルから2で作成したテーブルに一致するパラメータを取り出します。
5.本プログラムで使用しているパラメータファイルのパラメータを4で取り出したパラメータに置き換えます。先頭の1行は変更できません。2行目はパラメータのバージョンをいれてください。

VRS測量とTKY2JGD

こちらからどうぞ

閑話
 エクセルで開発、というと表計算だけやワード代わりに使ってる人は馬鹿にする。さらには、エクセルで開発したものは価値がないように思われることもある。
  こんなに安価(たいていのパソコンには標準でついている)で手軽(元はといえばBASIC)な開発ツールは他にはないのに。VBAはVBのサブセットではあるが、開発に当たって不自由を感じることはあまりない。

 先だって、某板で「VBAは世界一」というコメントを見たけど、そのように感じる人もいる。もっとも他の開発ツールを知らないだけの話だろうが。

 いずれにしろ、ただの表計算ソフトとしてしか使わないのはもったいない。さて、次は不評の調査報告書に挑戦してみるか。

更新履歴

 

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